明治2年に導入された活字と活版印刷技術は、それまでの木版印刷に代わり、安価で迅速、多量な印刷を可能にしました。急速な近代化へと進む中、新時代の政治や社会と結び付く行政文書や教科書、新聞などが発行されました。
そして戦後。印刷・出版事業に必要な原料や機械、技術・人材が集まっていた福岡では、九州帝国大学や旧制福岡高等学校を中心とする文教都市であったことも拍車をかけ、学術雑誌や研究紀要、文芸雑誌、同人雑誌など数多くの出版物が発行されました。
今回の講演会では、これら二つの時代の出版事情について講演を行いました。 多くの御参加をいただき、ありがとうございました。
主催者挨拶
首藤卓茂氏(古書かぼちゃ堂)の講演の様子。「明治の出版事情」
休憩時間、皆さま興味深げに講演会関連の
図書・雑誌をご覧になっていました。
坂口博氏(火野葦平資料の会)の講演の様子。「焦土の興亡 -戦後の出版事情-」
質疑応答。
多くの皆さまに質問を頂戴しました。