第99回全国図書館大会福岡大会

分科会

会場：アクロス福岡

”カビ・ムシ・ヒト”から資料を守る　―IPM(総合的有害生物管理)を図書館に

資料に長期的な影響を与える「環境」は、資料保存対策の中で最も基本的な要素です。不適切な環境で個別の手当てを行っても充分な効果が得られません。そこで、カビや虫等から資料を守るため、IPM（※＝様々な方法を組み合わせて有害生物を被害のない程度に抑える文化財保存の考え方）が役立ちます。この手法は、図書館にはあまり普及していませんが、今回紹介するIPMの考え方や取組事例が、図書館での対策のきっかけになればと思います。また、災害対策に関する事例報告も行います。（※Integrated Pest Management）

基調報告(午前)「博物館・美術館・図書館等におけるIPMについて」
　公益財団法人　文化財虫菌害研究所　三浦定俊
事例報告１(午前)　博物館　九州国立博物館　本田光子
事例報告２(午後)　文書館　福岡県柳川古文書館　江島香(午後)
事例報告３(午後)　図書館　九州大学附属図書館　羽賀真記子(午後)
解説(午後)「虫害防除対策の実践」　（株）イカリ消毒　田近五郎
特別報告(午後)「東京都立図書館　資料防災マニュアル」東京都立中央図書館　眞野節雄

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