暑い夏がやってきました!そんな7月は、背筋も凍る怖い本を読んで一気に涼しくなりましょう。「草迷宮~背筋が凍る怖い本・ミステリー本特集~」と題して、怖い本、ミステリー本を集めました。できればお風呂やトイレに行ってから読んでください。
不吉な地点・星 新一/作・理論社
短い文章と、読みやすい語り口と、鮮やかなオチで、思わずハッとしてしまい、その直後にちょっとゾッしてしまいます。幽霊、悪魔、宇宙人…、様々なキャラクターが登場しますが、結局のところ一番恐ろしくて、愚かなものは人間なのではないだろうか、と思わずにはいられません。ショートショートというジャンルを確立させた作者の魅力が満載の一冊です。
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メディエータ0・メグ・キャボット/作・理論社
16歳のスザンナは、もって生まれた能力(霊が見え、話ができ、触れることができる)のために、霊の調停役(メディエータ)としての仕事がついてまわり、いつも傷だらけだ。母親の再婚で引っ越してきたカリフォルニアの家の、素敵にリフォームされた彼女の部屋には、すでに150年住み着いている同居人(かなりの男前)がいた。転校初日から、美少女失恋ゴーストを殴り飛ばしてしまう痛快女子高生霊能者の活躍と恋の行方に、ハラハラドキドキしてください。
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遠野物語へようこそ・三浦 佑之 赤坂 憲雄/著・筑摩書房
明治43年、岩手県の遠野を舞台とした『遠野物語』が刊行されました。柳田国男は佐々木鏡石による遠野の地に伝わる妖怪や神様のお話を書きとめ、物語として世に送り出したのです。遠野という地の伝承に出てくる神や妖怪、人間のおどろおどろしさや不思議さを、解説を踏まえながら読んで遠野物語の世界に浸ってみませんか。
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深く、暗く、冷たい場所・メアリー・D.ハーン/作・評論社
この物語はアリソンが屋根裏部屋で古い写真を見つけるところからはじまります。幼いころの母と叔母、破り取られた部分にもう一人少女が写っている写真。不安と恐怖の中明らかになる写真に隠された秘密とは?怖いだけでなく、アリソンや周りの人たちが一歩前に進むような前向きな物語でもあります。
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