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福岡県の地名を調べるには
2014年10月
1.基本的な資料
福岡の地名を調べるための基本的な事典や地誌をご紹介します。
地名の由来や土地の歴史、大まかな区域の変遷などを知るためには、まずこれらを利用します。
- 『角川日本地名大辞典 40 福岡県』 角川書店 1988(K293/000/カ)
福岡県内の地名が五十音順に配列されています。現在の地名から過去の変遷をたどるのに適しています。
- 『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』 平凡社 2004(K293/000/ニ)
現在の行政区順に地名が配列されています。歴史的な経過が中心で、近代以前のことを調べるのに適しています。
また巻末の文献解題が充実しています。
- 『福岡県百科事典』 上・下巻 西日本新聞社 1982(K030//フ)
下巻に地名索引、難読地名一覧があります。
- 『大日本地名辞書 第4巻 西国』 富山房 1980(291/03/14-4B)
第1巻が汎論・索引です。
索引は細項目があり、現代かなづかいによるかな索引と、漢字索引があります。
江戸期
- 『筑前国続風土記』 増補 貝原益軒 文献出版 2001(K291/200/チ)
- 『筑前国続風土記附録』 加藤一純ほか 文献出版 1977(K291/200/チ)
- 『筑前国続風土記拾遺』 青柳種信ほか 文献出版 1993(K291/200/チ)
『筑前国続風土記』の巻末に総合索引があります。
- 『筑前名所図会』 奥村玉蘭 活字復刻版 文献出版 1985(K291/200/チ)
江戸時代後期の筑前国内の地域の様子などを詳細に写生して絵図・挿絵にし、解説をつけたものです。
明治期
- 「福岡県地理全誌」 ※ 旧筑前国15郡が対象。
『福岡県史 近代史料編』福岡県 1988~1995 (K209//フ) に収録。
- 『筑前国福岡区地誌』 三原恕平 文献出版 1980(K291/260/チ)
町名の由来、戸数、人数などが記載されています。
- 『稿本 明治前期 福岡県町村字名分類索引』 筑後篇、筑前篇、豊前篇 上村重次 2001(K293/000/コ)
明治前期に県下で行われた字小名調査にある地名を、索引で調べることができます。
- 『福岡県地名考』 梅林孝雄 海鳥社 2000(K294/000/フ)
市町村名の由来・語源についてまとめています。
2.地域別の地名を調べるには
- 『福岡市の町名』改訂版 坂田大 1990(K294/260/フ)
現行町名一覧、旧町名一覧、旧町名・新町名対象一覧があります。
- 『福岡市町名誌』 福岡市市民局 1990(K294/260/フ)
明治以降の町名・大字名について詳しい記載があります。
別冊附録には小字・字一覧表、通称町名による公称町名対照表があります。
- 『福岡町名散歩』改訂版 井上精三 葦書房 1996(K294/260/フ)
旧町名、新町名、通称町名を五十音順に排列した町名索引があります。
- 『おもしろ地名北九州事典』 文理閣 1997(K294/110/オ)
北九州地区の地名五十音索引があります。
- 『大牟田の地名』 石川保 2002(K294/371/オ)
大牟田地区の全町名・大字名の解説、全小字地名の索引があります。
- 『那珂川の地名考』 前編 那珂川町教育委員会 1978(K294/284/ナ)
那珂川町の地名の由来について、詳しい解説があります。
- 『柳川地名調査報告書』 柳川市史編集委員会 2002(K294/361/ヤ)
柳川地区の地区別の字名の他に通称地名、地名地図があります。
- 『上陽町の地名呼称』 上陽町文化財専門委員会 2001(K294/353/ジ)
現八女市上陽町の地名の由来と伝説、地名呼称部分図と字名があります。
- 『新佐賀・筑後難読地名さんぽ』 石橋道秀著 佐賀新聞社 2002(K294/000/シ)
北部九州を中心とした難読地名の語源を解説しています。
各地の地名を調べる資料としては、市町村史誌が有効です。
市町村史誌には地名の由来や変遷、住居表示などについてまとめた項目が記載されている場合があります。
最近の町名変更を調べるには、各市町村のホームページ・広報誌もご覧ください。
3.市町村合併の情報を調べるには
- 『福岡県市町村合併史』 福岡県 1962(K318//Sフ)
地方制度の変遷、市町村合併の経緯について解説があります。
- 『福岡県市町村合併史』福岡県 2014(K318//フ)
平成の大合併の取り組みをまとめたものです。
- 福岡県市町村合併コーナー(福岡県庁ホームページ)
県内市町村合併の動き、市町村合併マップ、市町村合併関係資料等を見ることができます。