2018年9月
福岡県内の住宅地図について調べる方法をご紹介します。
住宅地図とは、建物ごとに住居者の名前や事務所名などを記載している大縮尺(縮尺が一万分の一以上のもの)の地図の総称です。
《航空地図》《詳細地図》《明細地図》などと呼ばれることもあります。
縮尺は、その資料の地域やページごとに異なります。
また、古い時期のものは、縮尺や発行年が記載されず、はっきりしないものもあります。
交通機関や車を利用する際に、道路地図(地図帳)などで大まかな場所を把握し、より詳しく知りたい部分を住宅地図で見るなど、 複数の地図を比べて利用すると効果的です。
住宅地図は、本館3階のふくおか資料室でご利用いただけます。
所蔵状況については、「住宅地図リスト(PDF:5.60MB)」でご確認いただけます。
(株)ゼンリンが発行した住宅地図
各市町村や各郡別に分かれて発行されています。
地域により様々です。
地域により様々です。福岡市で一番古いものは、昭和40年(1965)発行分です。
各地域の所蔵については、上記の「住宅地図リスト」をご確認ください。
1500分の1~4500分の1
法務局(登記所)備え付けの『公図』と、(株)ゼンリン発行の『住宅地図』を重ね合せて「地番」と「住居表示番号」を分かりやすく対照できるようにした資料です。
福岡市各区(2003,06,10(南区は09),14(東・南区は13),17(東・南区は16))
北九州市(2004,09,14,17)、久留米市(2004,09,14)
1500分の1~4500分の1
片山技研が作成した福岡市の住宅地図
初期は「市内編」と「郊外編」に分けて刊行されていますが、昭和50年代から「各区版」に分かれています。
市内編:昭和30年(1955)~52年(1977)
郊外編:昭和36年(1961)~52年(1977)
※所蔵年によっては欠号もあります。詳しくはふくおか資料室カウンターにお尋ねください。
記載のあるものは3000分の1
昭和48年(1973)年頃からは2500分の1
公共施設地図航空(株)が作成した住宅地図
航空写真を基本としている地図で、山や島では等高線の数値も記載されています。
福岡市各区:昭和52年(1977)~54年(1979),56年(1981),57年(1982)
北九州市各区:昭和52年(1977),56年(1981)
大野城市、春日市:昭和53年(1978),56年(1981)
粕屋町:昭和53年(1978)
那珂川町:昭和55年(1980)
を所蔵しています。
1720分の1から5750分の1
九興社から発行された『住宅地図』
福岡市内各区:昭和61年(1986)版(1985年発行)
特に記載がありません。
主に1点のみの資料
ホームページから、福岡県内のどこの図書館が所蔵しているのかを調べることができます。
『追録1~10』 (K029//フ、025//891R/S1)
福岡県内のどこの図書館が所蔵しているのかを調べることができます。
この目録の内容は作成当時の情報です。ご利用の場合は、直接所蔵館にご確認下さい。
国立国会図書館のホームページに住宅地図の調べ方案内 があります。
国立国会図書館トップ > 調べ方案内 > 歴史・地理 > 地図 > 日本の地図 >「住宅地図」