☆ ひとくちメモ ☆
街 道
現代でいえば国道。江戸時代は東海道、中山道、奧州道中、日光道中、
甲州道中を五街道と定め、幕府が管理した。
脇街道(脇往還)
五街道以外の街道。長崎街道、中国路などであるが、それらは五街道
と
同等に重要だった。
宿 場(宿駅)
運輸・通信・休泊の機能を果たすため、馬や人足、宿泊施設を備えた街道
沿いの集落。
人馬継所(問屋場)
幕府の物資輸送や役人往来、大名行列に馬や人足を提供する所。
構 口(かまえぐち)
宿場の出入口。
御茶屋(本陣)
大名や身分の高い僧侶、公用旅行者などの宿泊施設。筑前六宿の御茶屋
は、福岡藩が建てて運営した藩主の別邸でもあった。
町茶屋(脇本陣)
町人の経営する宿泊施設。一般武士が宿泊した。
旅 籠
一般の旅人が泊まる食事が付いた宿屋。
木賃宿
素泊まり。自炊で薪代を払う。
番 所
役人が警備や旅人の往来手形を改めるために街道に設けられた詰め 所。
福岡藩では国境の宿(黒崎・原田・前原)に置かれた。
参勤交代
江戸幕府が時期を定めて大名を江戸に滞在させた制度。大名は隔年で
領地と往復した。
江戸参府
長崎出島のオランダ商館長が将軍に謁見するため江戸に上る事。
福岡藩
1600年に豊前中津から移った黒田長政が治めた。52万石。
参考文献 『新景旧景長崎街道』佐賀新聞社・『飯塚市誌』・『国史大事典』吉川弘文館