調査・質問内容
質問番号 |
0000022245 |
状態 |
受付済 |
質問日 |
2019/08/22 |
「通い婚」という文化は、いつの時代からあったのか知りたい
図書館からの回答
回答状態 |
公開済 |
公開日 |
2020/03/31 |
関連質問番号 |
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◆参考文献1『日本民俗大辞典 下』にて語句を確認する。
妻問婚についてp.139-140に「夫が妻の家を訪問する形態の婚姻。通い婚ともいう。…(後略)」の記載あるが、時期についての記載はなかった。
◆参考文献4『日本古代婚姻史の研究 下』p.334-335に「日本の婚姻形態は、群婚に次いで、招婿婚が、上限不明の年代から鎌倉末までの長期間にわたり存続し…(後略)」とあり、婚姻形態の名称や時期をまとめた表も併記されている。
図中で婚姻形態の名称が「妻問い」であるものの時期は「典型的には大化前後まで、遺制は奈良末まで」と記載あり。
◆参考文献7『日本婚姻史』p.36-37に「婚姻語 妻問婚、婿取婚というのは、その時どきの代表的婚姻語による名称で、総称を招婿婚または婿取式婚という。私の調査によれば、ツマドヒの語は、「記・紀」や「風土記」などから「万葉」までにみられ、ムコトリの語は、平安の「大和」に一語、これがたぶん所見で…(中略)…すなわち「万葉」時代までは夫婦別居(妻問い)がみられ、平安中期ごろからは原則的に妻方同居のたてまえとなり、しだいに妻方沙汰の単婚世帯に進んで(以上婿取り)、室町期から夫婦同居制(嫁取り)が定式化する…(以下略)」と記載あり。
参考文献
参考URL
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