事例詳細

調査・質問内容

質問番号 0000024195
状態 受付済
質問日 2020/09/29

中国の戦国時代にあった「楚(そ)」の国の社会、経済状況について書かれた本がみたい。

図書館からの回答

回答状態 公開済
公開日 2021/02/18
関連質問番号

◆参考資料7『中国の文明1』
 「第三章 殷周時代-文明の興隆」
  p.339-372 「第四節 春秋戦国時代における社会の発展と変革」
   楚の租税改革等、各国についての記述がある。

◆参考資料8『中国の文明2』 
 以下に楚の経済都市や貨幣、度量衡制度についての記述がある。
 「第六章 殷周期の都市と商業」
  「第二節 周代の都城の発展」 
   p.110-116「楚の郢都紀南城」
  「第三節 商業都市と豪商」 
   p.117「商業都市を中心とした経済の発展体系の形成」
  「第四節 春秋戦国時代の列国の貨幣と度量衡」 
   p.131-132「楚の金貨と銅貨」 
   p.138-140「楚の度量衡制度」

◆参考資料9『新釈漢文大系120 史記十四(列傳七)』 p.1-73「貨殖列傳第六十九」 
p.40-42に西楚、東楚、南楚の気風について記述あり。
p.46の通釈に、「要するに、楚・越の地は、土地は広いが人口は少なく、人々は米をめしとし魚をおかずにし、あるいは焼畑耕作を行い、各種の果物・貝類が、よその土地と交易せずに自給でき、土地が耕作に適して天然の食物が豊富で、飢饉の心配がなく、このようなことから人々は怠けてその日暮らしをし、蓄えがなく貧窮した者が多い。(後略)」の記述あり。

◆参考資料10『史記・貨殖列伝を読み解く』
「第五章 「貨殖列伝」における地勢学的経済論 風土と歴史の影響力を見抜いた司馬遷」
 p.119-133 「風土と歴史が左右する気質と経済」 
上記、参考資料9の「貨殖列伝」の内容について書かれている。

◆参考資料12『中国古代の貨幣』 
「競合する貨幣たち」 
p.115-124「並存する経済圏」に楚を含む地域別の物産、楚経済圏についての記述がある。

◇参考URL2「論説 戦国時代における楚の都市と経済」 柿沼陽平/著 『東洋文化研究』17号 学習院大学 2015.3
(http://yohey0806.sun.macserver.jp/data/shizhao201503.pdf)2020.11.13最終確認
p.11-24 「第二節 楚地経済の特徴」「第三節 楚地の都市経済」
楚の人口、農業、経済圏の特徴、経済圏間の交易について書かれている。

参考文献

タイトル 注記
中国の歴史 1
史記 春秋戦国篇
春秋戦国時代の歴史と文物
楚・呉・越春秋 p.8-80
戦国策 上 p.209-253
竹簡学入門
中国の文明 1 p.339-372
中国の文明 2 p.110-118,p.131-132,p.138-140
新釈漢文大系 120 p.1-73,p.40-42,p.46
史記・貨殖列伝を読み解く p.119-133
東洋の歴史 第2巻
中国古代の貨幣 p.115-124

参考URL

タイトル 注記
レファレンス協同データベース  「中国、春秋戦国時代の主要産業について説明した本を紹介してほしい」 2020.11.11最終確認
論説 戦国時代における楚の都市と経済」 柿沼陽平/著 『東洋文化研究』17号 学習院大学 2015.3 p.11-24 2020.11.11最終確認

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