事例詳細

調査・質問内容

質問番号 0000030963
状態 受付済
質問日 2022/03/15

キリスト教の聖人の一覧、カレンダーのようなものがあれば見たい。たとえばスペインにサンジョルディの日という記念日があるが、それはいつか教えてほしい。

図書館からの回答

回答状態 公開済
公開日 2024/03/15
関連質問番号

◆参考資料1『カタルーニャを知る事典』p.221

「サン・ジョルディの日 四月二三日はサン・ジョルディの祭日。バルセロナなどの市街には、本とバラを売る屋台が数多く立ち並び、大勢の人々で賑わう。この日は、愛する者同士が赤いバラの花と本を贈り合う習慣だからである。花火も鳴り物もない。静かで知的な祭である。サン・ジョルディは、カタルーニャの守護聖人。英語でいうとセント・ジョージで、イングランドの守護聖人でもある。サン・ジョルディはトルコのカッパドキアで三世紀に生まれたとされている。その殉教の日が祭日となっている。」の記述あり。

◆参考資料2『聖人と竜』p.30-31

「サン・ジョルディの日 四月二十三日の「聖ゲオルギウスの日」を特別な形で祝う所があります。スペイン北東部にあってフランスと接するカタルーニャ(カタロニア)ではこの日は「サン・ジョルディの日」と称し、人々は赤いバラを添えて本を贈り合うとのことです。≪中略≫赤いバラは聖ゲオルギウスに退治された竜の血を表しているのでしょうが、本と聖ゲオルギウスの関係は不可解です。それもそのはずで、カタルーニャの人々が本も贈り合うようになったのは、一九三〇年代になってからのようです。当時のカタルーニャは、スペインの中にありながら言語や文化に大きな独自性を有していたにもかかわらず、独裁者フランコ総統によってスペイン語の使用が強制され、民族文化が弾圧されていたために、禁止されたカタルーニャ語の本を贈り合ってアイデンティティーを確認し合う目的があったようです。カタルーニャ人にとってフランコは退治すべき竜だったのでしょう。フランコ死後の一九七七年にカタルーニャは自治権を得たので、「サン・ジョルディの日」はますます重要な祝日になりました。」の記述あり。

◆参考資料3『図説聖人事典』p.365聖人暦(日付順)あり。
「4月23日 ゲオルギウス(カッパドキアの)」の記載あり。( )内は記念日

p.110
「ゲオルギウス(カッパドキアの)」項目に
「Georgius[羅] George[英] 悪龍退治の伝説でおなじみの聖人。東方出身と思われるものの、5世紀以降の資料しか残らず、歴史的な実像は不明のままである。(中略)イングランドで13世紀以降、国の守護聖人(セント・ジョージ)として崇拝されてきたことはよく知られていようが、他にギリシア、エチオピア、グルジア(=ゲオルギア、国名自体が聖人に由来)などの守護聖人でもある。」の記載あり。

◆参考資料4『聖人366日事典』p.455-459聖人名索引(英語表記)あり。

p.145
「4月/23日 聖ゲオルギウス 英:セイント・ジョージ Saint George 仏:サン・ジョルジュ Saint Georges」の項目あり。

◆参考資料5『教会の聖人たち』上巻p.323-324

「四月二十三日 聖ジェオルジオ殉教者 (軍人の守護者)」の項目あり。
 

参考文献

タイトル 注記
カタルーニャを知る事典 p.221
聖人と竜 p.30
図説聖人事典 ゲオルギウス p.110
聖人366日事典 聖ゲオルギウスp.145
教会の聖人たち 上巻 聖ジェオルジオ殉教者p.323

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