福岡県立図書館

■企画展示

「近代化産業１００年の遺産
－後世に語り継がれる近代日本の礎ー」

　日本の近代化は、幕末から明治期にかけて、西洋以外の地域で初めて、極めて短期間のうちに成し遂げられました。その原動力の一つとなったのが九州・山口にある近代化産業遺産です。 九州・山口を中心とする近代化産業遺産は、鉄鋼・造船・石炭工業の重工業部門に西洋技術を移転する上で他に類を見ないプロセスを証明する遺産群であり、また非西洋地域において近代化の先駆けをなした経済大国日本の原点を訪ね、語り継いでいく上で、極めて重要な遺産群となっています。 現在、これら九州・山口の近代化産業遺産は、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口関連地域」として世界遺産登録を目指しています。

　福岡県立図書館では、これらの遺産群が世界遺産の推薦案件に決定したことを受けて、「近代化産業100年の遺産－後世に語り継がれる近代日本の礎」と題して企画展示を行うことになりました。遺産群を４つのテーマに分け、九州地方の代表的産業である「石炭」、「製鉄」、「造船」、「その他」に焦点を当て展示しております。その他に、世界遺産登録に向けての取り組みや、遺産群を舞台にした映画の資料も合わせて展示しております。ぜひご覧ください。 　

◇テーマ：「石炭」「製鉄」「造船」「その他」「映画資料」
◇期間：平成26年10月7日（火）～平成26年11月30日（日）
◇時間：9：00～19：00（日曜日は17：00まで）
◇会場：福岡県立図書館　１階エントランス　展示コーナー